武蔵野市議会 > 1995-02-14 >
平成7年 総務委員会 本文 開催日: 1995-02-14
平成7年 総務委員会 名簿 開催日: 1995-02-14

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  1. 武蔵野市議会 1995-02-14
    平成7年 総務委員会 本文 開催日: 1995-02-14


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    最終取得日: 2022-12-15
    最初ヒットへ(全 0 ヒット) 1                                ○午前10時16分 開 会 【石井委員長】  ただいまから総務委員会を開会いたします。  陳受第30号 日本農業食糧を守り、安全で安定的な食糧供給に関する陳情議題といたします。  陳述者がお見えになっておりません。  直ちに質疑に入ります。質疑ございませんか。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 2 【石井委員長】  それでは、取り扱い。                  (「継続」と呼ぶ者あり) 3 【石井委員長】  それでは、陳受第30号 日本農業食糧を守り、安全で安定的な食糧供給に関する陳情は、継続審査といたします。      ──────────────────────────────────── 4 【石井委員長】  続いて、陳受第31号 固定資産税及び都市計画税評価額引き下げに関する陳情議題といたします。  陳述者は来ておりません。  直ちに質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 5 【石井委員長】  質疑がないようですので、質疑を打ち切ります。  取り扱い。                  (「継続」と呼ぶ者あり) 6 【石井委員長】  陳受第31号 固定資産税及び都市計画税評価額引き下げに関する陳情は、継続審査といたします。      ──────────────────────────────────── 7 【石井委員長】  続きまして、陳受第23号 コミュニティセンター等市民施設グランドピアノ及び新しいアップライトピアノ設置に関する陳情議題といたします。
     傍聴者がお見えでございます。西久保2-27-16- 308、山下希夫さんという方がお見えでございます。よろしゅうございますか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 8 【石井委員長】  傍聴を許可いたします。  それでは、暫時休憩いたします。                                ○午前10時18分 休 憩                                ○午前10時49分 再 開 9 【石井委員長】  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  ただいまより質疑に入ります。 10 【野村委員】  先日、前回委員会説明があって、僕がメモをしたんですけど、南町コミセンには中古アップライトがあると。ところが、今、手塚さん、南町なんだけど、グランドピアノがあると。調べたのと違うんじゃないかな。(「グランドありますよ。2つある」と呼ぶ者あり)いやいや、そうじゃなくて、この間の、私の聞き間違いなら……メモしたんですけどね。中古アップライトがある、南町コミセンに。そういうふうに説明があったような気がするんですけど、違うんでしょうか。私の聞き間違いでしょうか。これは簡単な質問です。  ちょっとお伺いしたいのは、この陳情音楽室のあるところにはグランドピアノ及び新しいアップライト──アップライトがあるけど、古いからということだろうと思うんですが、アップライトを設置してくださいと、こうなっているんですが、コミュニティセンター音楽室のあるところ、ちょっと改めて伺っておきたいと思います。  それから、音楽室のあるところイコール防音装置のきちっとしているところというふうに同義語でいいかどうか──同じようにとらえていいかどうかあるんですけれども、音楽室と言うからには防音装置があるだろうというふうに思うんですけれども、そこの点についてまずお伺いしたいと思います。 11 【中込生活文化課長】  まず、南町コミセンピアノでございますが、小型のグランドピアノが2台とアップライトピアノが1台、計3台ございます。  それから、音楽室のあるところでございますが、関前コミセン吉祥寺南町コミセン緑町コミセン西部コミセン、一応、視聴覚室というようなことにもなっておりますが、吉祥寺西コミセン、以上でございます。 12 【野村委員】  南町については私の前回のメモしたのがちょっと違ったみたいですが、今、視聴覚室というお話があって、つまり、このうち音楽室はどこなのか。今、5つ、音楽室、このうち防音装置があるのは──全部防音装置があるというふうに受けとめていいんでしょうか。 13 【中込生活文化課長】  防音装置は全部あります。視聴覚室と言いましたのは、視聴覚室に西部はピアノが置いてありますので、音楽室と兼用みたいになっております。 14 【野村委員】  けやきコミセンは、あれは音楽室ではないですよね。しかし、防音装置があるような気がしたんですが、あれは入り口のところの部分だけ。窓なんかは防音装置じゃないんですか。それは参考までに、わかればお伺いしておきたいと思います。  それから、学校教育での楽器等音楽機器ピアノとかその他の、費用は、小学校全体、中学校全体でどれくらい。予算書を見ればわかるんですが、それと照らしてみたいんで、社会教育というか、学校教育以外、社会教育でくくっちゃっていいかどうかというのはあるんですけど、例えば障害者センターにもグランドピアノがあるようですので、そういうのも社会教育ってくくっちゃっていいかどうかわからないんですが、つまり、学校教育ではどれくらい……(「生涯学習」と呼ぶ者あり)そうですね。生涯学習と言えば、それも入っちゃうんですかね。予算がどれくらいなのか比較してみたいと思いますので、その点をお伺いしておきたいと思います。  それから、コミュニティセンターの問題なんですが、コミュニティセンターは、有馬さんがお話しのように、それぞれ皆さんから積み上げて、それで施設もつくるし、そこでの中身も決めていくということだと思います。そういうことで来たということで、それで17館ですか、今、ありますよね。小さいのから含めてですけれども、17館と。これについてはかなり、こんなにつくっちゃってどうするのかというの、一方で、特に保守的な市民の方から、こっちに向かってぶつけられてきて困っちゃうことがあるんですよね──という感じがしているんですけれどね。違ったら、そうでない人も、そう思っているかもしれませんけれども、ということをよく言われるんです。  要するに、貸し部屋をあんなにつくっちゃってどうするのかというふうに言われるんです。ただ、よく言われてきたように、コミュニティセンターというのは多目的施設だということなんですね。それぞれ専門館がつくれないから、多目的施設をつくるんだということでつくってきたという経過があると。実質的な地域での集まる場ということで、私、そういう点でトータルとしては、そういう側面必要性があるんですが、個々に個性があってもいいのではないかというふうに思うんです。例えばあるコミュニティセンター体育館のあるところもありますから、体育施設という特殊性があるということもある。別にまた、何カ所かは、その中で音楽を主体としたものがあってもいい。トータルとして、17館なら17館が全体としては調和がとれているというようなことで、先ほど陳情者の話を伺っていて、そういう設備がコミュニティセンターにできていきますと、例えばそこで室内楽なんかの、近所に音楽家がいてというようなことなんかがあってもいいのではないかなと。それが有料だということではなくてですね。そういう意味で、何か中途半端。  多目的というのは、ある意味で中途半端というのは避けられないという側面はあるわけですけれども、その中で質の高いという、そういうふうなものがあってもいいのではないか。吉祥寺吉祥寺音楽祭と言われるジャズの非常に盛んな面もあるわけですから、先ほど陳情者説明の中で、ジャズを本当にやろうとしたら、立ち上がりの音ということで専門的なお話をしていただきました。クリアでないと。アップライトでは遅いというお話がありました。そういう点で、温水プールができたことが、そういう人たちの人口がふえたという説明もありましたけれども、音楽人口を育てていく、ふやしていく、そういう意味での今の武蔵野財政力からすれば、グランドピアノを置くということは不可能ではない。ただ、それは、先ほど有馬さんの話じゃないけど、上から押しつければいいのではないという、これも1つあります。しかし、そのことを、そういう全体としては、グランドピアノ等を備えたような、そういう幾つかの地域に全部が全部機械的にグランドピアノを設置すればいいということではないと思いますし、ですから、先ほど陳情者も、そこはかなり慎重に、音楽室のあるところというふうな言い方をされているんだろうと思うんですが、そういうことがあってもいいのではないかと。これほど──うちの市長日本一──全国一かな、同じですね。最近では世界一ということを言い出す場合もあるというふうにちらちらっとだれか議員さんから聞いたんですけれども、ですから、音楽についても、そういう理解あるというか、レベルの高いものを音楽においてもあってもいいのではないか。  楽器については、御答弁いただいてから、後でまた伺いたいというふうに思います。 15 【遠藤市民部長】  まず、1点目のけやきコミュニティセンターホールの件でございますが、これはホールという形でございますので、ある程度防音装置をしてありますけれども、完全なものではございません。  それから、2点目の学校教育関係音楽室予算ということでございますが、現在、資料を持っていませんので、細かい数字はわかりません。  それから、コミュニティセンターのいろんな音楽関係施設ということでございますが、これは先ほどから出ておりますが、コミュニティセンター多目的施設でございまして、いろんな地域方々意見を聞いて、ある程度施設をつくっているわけでございまして、そういうことで現在、6施設につきましてコミュニティセンター音楽関係施設があるわけでございます。したがいまして、練習ということでございますと、東の方ではF・F市民ホール音楽室、それから、中央では市民文化会館練習室、それから、境におきましては市民会館音楽室、そういうことで3地域におきましては一応の練習はできるような施設になっております。  以上でございます。 16 【土屋市長】  これは記録に残ることでございますので、少し補足の説明をさせていただきますが、まず、コミュニティセンターをつくったということでございますが、各専門館をつくれないからコミュニティセンターをつくったというんではなくて──今、そのような御趣旨の御発言がございましたが、少なくとも第一期基本構想長期計画昭和46年に立ったわけでありますが、私も野村委員さんもまだ議員になってないときでございましたが、しかし、昭和44年の暮れごろから議論して、昭和46年から始まった第一期基本構想でございますが、このとき私はちょうど職員でございました。まだ20代でございましたが、大変興味深く見守っておりましたが、そのとき出された論争というのは、従来の中央官庁が指定してきたのは、公民館だとか婦人会館だとか老人会館だとかといったような各省庁別縦割り施設しか補助金起債がつかないと。しかし、町の中には、お年寄りもいれば、婦人もいれば、あるいは青年もいればということですから、それまであったような社会教育施設公民館児童施設児童館、あるいは婦人会館というのもありました。それから、御存じでございましょうが、勤福会館──勤労福祉会館勤福勤福と言っておりますが、こういうのもありました。つまり、省庁別目的別縦割りの、そういう補助金行政ではなくて、武蔵野市は武蔵野市の地域における成熟した市民社会を前提にして、男も女も、そして子供たちも、勤労青年も、お年寄りもと、こういうふうなトータル地域社会を築いていこうではないかと、こういうことでコミュニティ構想というのを出したわけであります。ですから、各地区に老人会館だとか社会教育会館だとかというのを目的別につくっていくことも1つの選択肢としてあったわけですけれども、そうじゃないと。各地域において老いも若きも、そして子供も大人も中年も勤労者も学生も、そして男も女もと、こういうふうな各界各層1つになって地域社会を築けるようなコミュニティを築いていこうと、こういうふうな方向によってコミュニティ構想が出されたわけであります。  ですから、この理念を踏んまえて多目的施設ができていったと、こういうことでありますから、専門施設ができないから、こっちをつくったというんじゃなくて、当時は起債補助金もありませんでした。補助金ができたのは、昭和56年に鈴木俊一知事が初めてコミュニティ施設補助というのを1施設 5,000万円という額をもって補助金をつくったのが初めてでありまして、それまではコミュニティセンターには補助金も来ませんでした。起債も認められませんでした。そういうふうなことの中から、武蔵野市は昭和46年にそういう構想を出し、第1号、境南コミュニティセンター昭和51年7月にオープンをして、昭和52年1月に西久保コミュニティセンターがオープンしたと、こういうことになります。  したがって、武蔵野市のコミュニティというのは、具体化されたのは昭和51年から形をとってきたわけでありますが、あくまでももともと地域の人々がそこによって各界各層の人がいろんな多目的な活動をしてくる、全人的な市民活動の拠点としてつくりましたので、もともとそういう多機能の、そして多目的な利用の、そういうことを目的として設置をされたわけであります。したがって、時には音楽的な営み、時には図書館的な営み、時には学習室営み、時には会合の営み、時には工作室的な営み、いろいろやられるわけでありますが、ただ、初期のころできたものというのは、既にできたときは議員さんでしたから、御存じでしょうけれども、あのころは集会施設というのはほとんどなかったですよね。ですから、共産党皆さんも大演説会を開くときは小学校なんかを借りたりしてやっておられた。(「よく知ってる」と呼ぶ者あり)よく知っている。事ほどさように、つまり、集会施設がなかったんですよね。本当は学校教育施設というのは中立性を要するところだから、共産党皆さんや自民党の皆さん──何党でもいいんですけれども、そういうところはあんまり使うのは必ずしもいいとは限らないんだけど、中立的な施設ですからね、教育施設だから。政党の個々の名称はともかく、政治団体が使うのは必ずしもいいという施設じゃないんだけど、それでも、ないから、しようがないから、政治活動の自由や思想・信条の自由を保障するために体育館なんかをお貸ししていた、こういうことがあるわけですね。  だから、どういうことになったかというと、昭和50年代の前半コミュニティセンター最初できたころ──西久保コミュニティセンターは52年にできていますから、そのころは集会施設がないから、集会施設をつくれということが要求として圧倒的に多かったんです。今は集会施設がいっぱいできたから、野村委員さんのように、こんないっぱい集会所をつくってどうするんだなんて言うけれども、当時はなかったから、だから、例えば前にあった福祉会館のあの会議室なんて奪い合いだったですよ。だから、例えば東電のサービスセンターのあれを借りたりとか、銀行の上を借りたりとか、そういうことはよくあったです。事ほどさように、そういうパブリックな集会所がなかったから、昭和50年代の前半というのは、集会室をつくれという希望が圧倒的に多かったんです。ですから、私も、地域にあって西久保コミュニティセンター準備委員ですし、坂本委員さんも当時、青少協の委員長さんをなさって参画をしましたが、圧倒的に集会所をつくれとか、あるいはもう1つ要求があったのは、和室がなかったんですね。和室が、そのころほとんどなかった。そのころあった和室というのは、公会堂の和室ぐらいで、ほとんどなかった。そういう意見が非常に強かったんですね。  だから、ここのところの時代というものを考えなきゃいけない。ですから、最初昭和50年代の前半ぐらいにできたものというのは、圧倒的に会議室和室と、こういう要求でずっと来ているんです。それとあと一部、体育施設。だから、音楽なんていうところまでなかなか目がいかなかったんです、これは、正直言って。これが歴史なんです。  ただし、そのうちさらに要求が出てきたのはダンスです。ダンスというのはどうしてかというと、武蔵野市の福祉会館や何かで講座でやったんです、シルバーダンスというのを。それからダンスをやりたいという要望が出てきたけれども、ダンスをやるところがない。それから、音の出るところはだめだといって、一時、西久保コミュニティセンターに、今、ソーシャルダンスの会長さんのところなんか貸したりしたら、西久保コミセンで怒られちゃって、音を出しちゃだめだなんて言って、出ていけなんて言われたりしたんです。それでいろいろあちこちうろうろしたりしたんです。したがって、その次に起こってきたのは、ダンスフロアと、それから、音の出るフロアが必要だろうと、こういうふうなことになってきたんです。  ですから、私は当時、総務委員長などをしておりましたが、そのときに相談に来たのは、関前の、固有名詞を一々挙げるわけにいきません。Nさんとか、いろいろな方が来ましたから、関前コミセンをつくるときに、音の出る施設をつくりなさいよと、こうサゼッションしたことがある。それで、あそこの二重ドア関前コミセンがあんまり周りをきっちりとしてないから、音がうまく出ないんだけど、2階に上がった突き当たり部屋、あそこは二重ドアになっているんです。とにもかくにも一応、音楽をやるような雰囲気になっているんです。ところが、そのうちにやがて、それも不完全だと、こういうことで、やがて南町の方で、私と名前の似ているような方々が集まって南町コミセンをつくるということがありました。私のところにも何回も陳情に参りました。そのときに、これからは若者の時代は音の時代になるんだからといって、例えばドラムなんかもたたけるような、ロックなんかもできるような、そういう音楽室をつくった方がいいですよと。そういうことの中から半地下にして、南町コミセンに行っていただければわかるんですが、地下に入って左側の部屋ですけれども、北側の部屋ですけれども、あれは完全に防音装置をしてつくったと、こういうふうなことになるわけであります。あのときも私はTさんと何回もお話をしたことを記憶をいたしております。  したがって、50年代前半には会議室和室、それから、50年代の後半ぐらいからは音の出るもの、それから、ダンスをしたりとか、そういうフロア、こういうことを求めるようにして少しずつ変わってきたんですね。ですから、結果として、ある程度特色ある施設時代とともに要求が変わってきたんでできてきたと、こういうふうなことになるわけです。  私が市長になってすぐに、例の武蔵境の市民会館の建てかえの問題が出ました。あの地下フロアも、あそこはナラのフローリングブロックを使ってやったんですけれども、それは基本的にはダンスもできたり、音出しもできるようにということをある程度考えて、あの半地下施設をつくったわけです。 2,200平米ぐらいですけど、なかなかいい施設です。それから今度は、さらに、御存じだと思いますが、例の中央北ホール、あれは富士重工のスバルビルが 200世帯の建てかえをするときに、宅地開発指導要綱に従って出した。あれはでき上がったのは六十二、三年なんでありますけれども、あのところもちゃんとフロアをあれして、鏡までつけて、バーまでつけて、要するにバレーまでできるようにした。このように変わってきたと、こういうふうに御理解をいただきたいと存じます。  今の御指摘のあったけやきコミセンも、あれも長い運動があってできたんですけれども、あのけやきコミセンのときも、つまり、あのけやきコミセンのときの少し出っ張った北側のコーナーがありますから、あれは一応、音楽室ときちっと銘打っているかどうか、私、記憶にありませんけど、いずれにせよ音出しができるように。この間も現にやっていました。室内楽をやっていましたし、そういうことをできるようにしてあります。吉祥寺西の地下も同様でございます。したがって、今、陳情、請願に来られた方は、もう少しお調べいただいた方がいいと思いますけれども、音出しのできる施設幾つかあると。従来はF・Fの音楽室ぐらいしかなかったのが、そういうのもあると。  それから、さらに、今、お話しいたしましたように、例の文化会館幾つかの練習室もできますし、それから、一中の音楽ホールを建てかえるときに、今から七、八年前に建てかえましたけれども、外からも入れて、生涯学習に使えるようにと、こういうふうなことでつくり変えてきた、こういうふうな経過があるわけであります。  以上、長々と述べましたが、なお、御質問のありました室内楽などについても、南町でも室内楽をやっておりますし、けやきでもやっていますし、幾つかそういうのを自主的にやっているグループがあると。さらに、境の市民会館などはコミセンではございませんけれども、あそこなどはちゃんとそういうグループまでできて、あそこでいろんなことをやっていると、こういうふうなことになるだろうと思っております。したがって、そういうことになります。  なお、念のため、世界一ということを申し上げましたが、これは私が申し上げたんじゃなくて、都議会を代表して来られた方が、あのナーシングホームをごらんになって、これは世界一だと。ヨーロッパにもなかなかない施設だと、こうおっしゃっていただいたんで、何となく世界一というふうになった。 17 【野村委員】  市長の歴史的な経過については、大体そういうことだろうというふうに思いますし、私も市長が言われたように、最初は貸し館がなくて、大変な苦労をしたという、おっしゃるとおりで、時代とともに変わってきたということも、そうだろうと思います。逆に豊かになってきたということだろうというふうに思うんですね。ですから、要求も好みもレベルアップしてきたということであるわけです。ですから、後からできたこともあって、つまり、前に既に幾つかの貸し施設があるから、後からできたところには、そういうかなり専門性を持たせたものもできるようになってきたというふうなことも確かに言えると思うんです。ただ、練習室はあるんだということだけれども、無料の施設というところで、先ほど江戸川のお話が御紹介がありました。無料の施設で、かなりそういう専門的な施設ということで、文化会館にしてもF・Fにしても市民会館にしても──市民会館は違いますか、有料だということでありますから、無料施設が重要だというふうに思うんですね。  そういう意味で、市長から南町説明がございました。そういう点で、これから建てかえということには、そう簡単には、まだそんなに歴史が古くありませんから、建物を全面的に建てかえるということは、まだ先の話ですけれども、そういう点で、例えば今ある施設の中でも、大きい施設があれば、音楽室というものに防音装置をつけたものにするということはできると思うんですね。そういう意味関前についてどんなものをつくるかというところで、当時、総務委員長だった土屋議員に相談があったというお話もありましたけれども、ですから、地元の皆さんが決めるんだけれども、行政としては、全体としては、こういう幾つかにはこういうのが欲しいというようなものがあってもいいんだろうと思うんですね。ですから、そういう点で全体的な配置の考え方があるべきだと思いますので、今後もそういう立場でやっていただきたいなと思うんです。  ですから、今ある施設音楽室を防音が不十分なものについては、もっと防音をきちっとしたものにする、あるいは広げられることが──音楽室だけどグランドピアノを置きたいんだけれども、狭いために置けないというところは若干広げるということの部分は全面建てかえでなくてもできるだろうし、あるいは、ピアノはあるけれども、少なくとも陳情があるように、音楽室のあるところには既にあるところもありますけれども、ぜひ南町以外にも、先日伺ったのは本町、これは寄付されたというんだから、やっぱり古いものだろうと思うんですけどね。(「本宿だよ」と呼ぶ者あり)本宿ですね。ごめんなさい。本宿と吉祥寺南町、2カ所ですか、今。ですから、ぜひ、音楽室があるところにはグランドピアノ、あるいは陳情にあるアップライトピアノというふうなことが──あるいはじゃないですね、及びというふうに陳情者が言っておりますが、そういう点については、先ほど市長説明は私も理解したわけですが、なおグランドピアノ等、新しい──ピアノが置いてありさえすればいいというものでもないというふうに思いますし、古いね。ですから、そろそろ、世界一ではなくても結構ですので、日本一だというんじゃなくてもいいですけれども、ぜひ、全体的に豊かになってきてレベルがアップするという意味から、そういうグランドピアノ及び新しいアップライトピアノを設置していくという方向性については、市長、いかがなものでしょうか。 18 【土屋市長】  これは市の一存でどうこうというよりも、先ほどどなたかの御質問にありましたように、コミュニティ協議会という自主的な組織がありますし、個々の協議会──もちろん、コミュニティ協議会が何か意思決定しなきゃ何もできないというわけじゃございませんけれども、コミュニティ行政の特質からいって、住民の自治にかなり任せている部分が多いわけです。これは念のために申し上げますが、全面的に任しているわけじゃございませんよ。全面的に任しているんならば、それは運営費から何から全部住民で持ってやるということになるわけですが、そういうことじゃなくて、税金を使っておりますし、しかも、その基本的なことは、武蔵野市のコミュニティ構想というのに基づいてやっていただいているわけですから、時たま住民協議会の中には、何か独立王国を築いちゃって、自分で何でも 100%やって、行政から何か言われると解消だなんていうようなお考えを持つ方がたまにいらっしゃいますけどね。そういう論調で論議を展開する方もいらっしゃいますが、それは基本的には間違いでありまして、武蔵野市の基本構想並びに長期計画、そして、そのことを市議会で認めた予算、こういうことによってやっているわけですから、必要な助言とか、あるいは指導とかというのはしていきたいと思っておりますが、ただ、つまり、アップライトピアノとかという1つの備品を市長が命じて、これを準備しなさいと、こういうのはいかがなものなんでしょうかね。  ただ、市議会の中で、例えば皆さん方が重々御視察をいただいたり、過去の経緯なども十分御存じなわけですから、過去の経緯にのっとった上で、できればコミュニティ協議会に対して、こういう備品があった方がいいんじゃないかというようなことをサゼッションするとかということがあれば、これはまた1つの意思形成でありますけれども、市長アップライトピアノが必要だとか、あるいはグランドピアノを入れろとかっていうこと自体は、コミュニティ行政の趣旨からいくと行き過ぎかなと、こう考えております。 19 【野村委員】  そういう下からの要望なり盛り上がりを待ちたいと。そういうところから要望があれば考えないわけじゃないというお話として今の話を伺っておきたいと思いますが、大体そんなことでよろしいでしょうか。 20 【土屋市長】  これは、通常、一定の備品費のようなものは配置をいたしておりますけれども、1館につき備品費は恐らく数十万円の単位だと思います。(「その範囲でやれというと、なかなか」と呼ぶ者あり)だから、その範囲であれというのはなかなか難しいから、だから、先ほど申しましたように、コミュニティの原則を崩さずに、きちっとできていくという議論があれば、やっていきたいと思っています。 21 【坂本委員】  今、いろいろ昔のことを思い出していたんですけど、私は西久保コミセンをつくるときに、そのころまだ若くて、PTAの方から出ておりまして、そのときに、やっぱり音楽室が欲しいなという何人かいましてね。それで、コーラスもやっていましたんで、音楽室が欲しいという希望も出したんですけれども、何しろ、さっきおっしゃったように集会する場所がないということや、そういうことがたくさん、あれも欲しい、これも欲しいということで、だんだん音楽室が狭められまして、結局はオルガンを1つ買っていただいて、地下でという形になったんですよね。そうしたら、そのうちに今度は学童保育が入ってくるということになって、そのオルガンも追い出されちゃって、端の方にいっちゃったというような形で、コミセンはよく使われているし、その時々の情勢でいろいろなことになってしまいますけれども、基本的には私も、若者たちが集えるような、音を出せるような音楽室みたいなところが欲しいなという気持ちはずっと続けて持っております。  この陳情者のおっしゃることはよくわかるんですけれども、先ほどからお話がありますように、市民参加というのを大事にしておりますので、連絡協議会という人たち意見というのを非常に尊重しなきゃならない立場でもあります。それで、連絡協議会の方たちは、こういう陳情が出ていることは知らないんじゃないかと思いますし、協議会の人たちの話も聞いてみたいという気持ちが私にはあります。それで、連絡協議会というのをいつ持たれるのか、そこら辺を伺いたいというのが1つ。  それからもう1つは、何とか、グランドピアノがあるところで、市民が自由に使えるところはもっとないかなと思って、こうやって見ますと、小・中学校の音楽室というのが頭に出てきます。学校開放というのをずっと続けてきておりますし、校庭だの体育館だの、それから、このごろは図書室がよく開放されていますし、だんだん広がってきているんですが、あと残されたのは音楽室ということなんですが、いろんな備品があって、これは非常に難しいと思いますけれども、何とかそこのところがクリアできて──やたらに使うわけにはいきませんね。専門家みたいなのがちゃんと入ってというような形で何とかできないのかなという気があるんですが、そこら辺のお考えを伺いたいと思います。 22 【土屋市長】  これは学校教育に関することでございますから、今、所管の担当の者も来ておりませんので、直ちにどうこうというお答えをするわけにはまいりませんけれども、私は学校の設置者という立場で全体のあれを調整してまいりましたんで申し上げますが、武蔵野市は学校開放に関して言えば、この数年、物すごく進んだと思っております。まず、校庭開放がきっちりといきましたし──校庭というのは何もないところですから、比較的開放しやすいんですけれども、今度は施設を開放しようと。中の具体的な──校庭も広い意味施設ですけれども、正確に言うと、校庭以外の施設を開放しようと、こういう段階になってまいりました。そこで、たしか2年ほど前に四中の体育館ができたときに、市議会にも学校開放条例を出させていただきまして御審議をいただき、可決をしていただいたところであります。したがって、考え方とすれば、学校施設地域にとって最大の市民の資産であるから、可能な限り開放しようと、こういう方向についてはおっしゃるとおりだろうと思っております。  しかし、これまた歴史的な経過がありまして、昭和30年代に建った学校、昭和40年代に建った学校、こういう学校はもともと学校開放ということ、地域の人々に使わせるということを前提にしておりませんから、例えば体育館を開放しても、更衣室がないとか、そういうことになってまいりまして、この間、市長と語る会も、ある体育館を使っているんだけど、更衣室がないと。男の人は物置部屋に入ってやっているとか何とかということが外国の方から言われました。事ほどさように施設が必ずしも学校開放という単位では起こっておりませんから、なかなか難しい点があるだろうと思っております。しかし、これからつくるものについては、今度は千川などいよいよ間もなく校舎棟がオープンし、その次のところにかかるわけですが、そこなどは完全に地域に開放すると、こういうことを前提に、例えば 300席の講堂みたいなのもつくっておりますし、これは入り口も別でございますから、例えばこういうところでミニ音楽会を開いたりというようなことは十分考えられるわけであります。また、四中の体育館のところは、体育館プラス市民開放用のいろんなゾーンをつくりましたから、ああいうところなどでもさまざまな活動が行われるだろうと思っております。  ただ、一般の、そうでないタイプの小・中学校の場合には、先ほど申しました一中の音楽室などは、もともとあれをつくったのは昭和六十二、三年でありますので、一中の音楽室をつくったときは、もともと生涯学習活動に使えると、こういうことを前提に、入り口も別にしてあります。したがって、そういう工夫がないと、なかなか使いにくいのかなと。例えば玄関から入って、ずっと通って、そして2階の上の方に音楽室があるといったような場合には、生涯学習向けの一般不特定多数に貸すというのはなかなか難しいのかなと思っております。  ただ、学校教育の場であると同時に、学校教育に密着をしたような信頼のおける団体、例えばPTAとか、あるいは青少協だとか、こういう単位の方々からまず開放していくということが大事なのかなと。大きな流れとしては、そんなふうな考え方を持っております。  なお、図書室も、現在、一般市民に積極的に開放しているというんではなくて、その学校の児童に開放していると同時に、それに関連してPTAが一部使っているといったようなこともあります。これも2年ほど前から水曜と土曜の午後に司書並びに司書に準ずるような方を学校図書整理員として中央図書館から各学校に派遣をしていると。こういうことによってそういう活動が可能になってまいりました。坂本委員におかれては、みちくさ文庫などを初めとする文庫活動なども非常に盛んでございますので、なかなかそういうところにも御活躍でございますが、学校図書室が少し活性化してきたというのは、人を水曜日と土曜日に配置したと、そういうところから少し開かれてきたんではないか、こんなふうに考えております。 23 【中込生活文化課長】  研究連絡協議会は毎月1回行っております。定例でやっております。3月は第1週の月曜日。毎月第1週の月曜日を定例会にしております。 24 【手塚委員】  先ほど文化会館の話も出まして、無料ではないと。陳述者もいらっしゃるんで、参考までに使用料をお知らせいただきたい。  それから、例えば利用実態というんですか、それは文化会館であるとか、あるいはコミセン音楽室、それの使用頻度とか利用実態がどうなのかということがわかる範囲で教えていただきたいなと。  それから、現実には体育施設に比べて、音楽の場合には、先ほどお話も出ましたけれども、設備とかメンテナンスとか、そういう面では非常にほかの施設よりはかかる。そういう声が出てきたのは、社会そのものが成熟してきたのかなと。先ほどの物がなかった時代から、豊かさということを求めるような時代になってきたんじゃないかと思うんですが、現実には、例えばピアノの調律というメンテナンス、この間、ちょっとお聞きしたかと思うんですが、ですから、体育施設に比べて管理が大変だと。例えば要望もたくさんあると思うんですよ。例えば調律1つにしても、いわゆる調律のピッチというのがあるんですね。あれが 440と 441というピッチがあるんですが、例えば音楽のジャンルによってもピッチが違ったりとか、厳密に言ったら、そういうところまで違うわけですけれども、そういう意味で調律の頻度というんですか、音楽室あるいはピアノを置いてあるコミセンがどのくらいの予算を投じているのか、そういった点をお聞きしたいんですが。  それと、コミュニティ研究連絡会、今、話が出ましたが、坂本委員も触れましたけれども、研究連絡会でこういう陳情が出たということが、要するに研究連絡会の中で話し合われた経緯があるのか、あるいはこれを機会に、研究連絡会で改めて各コミセンの協議会に持ち帰りをさせて、そういう協議をしようと、あるいは調査をしようというような動きがあるのかどうか、その辺もあわせてお聞きしたいと思います。 25 【中込生活文化課長】  まず最初に、市民文化会館練習室の使用料金でございます。練習室が3つございまして、そのうちの2つにはグランドピアノが置いてありまして、グランドピアノ込みの料金でございます。9時から12時までが 1,000円、1時から6時までが 1,500円、6時から10時までが 2,000円ということでございます。使用率は、かなりでございまして、90%ちょっと超えております。  それから、調律につきましては、アップライトピアノにつきましては年1回ぐらいなんですが、グランドピアノにつきましては年2回程度やっておりますし、それから、吉祥寺南町と本宿のグランドピアノについては、かなり専門的な方が地域で演奏会などやっておりますので、演奏会をやられる場合は、専門の方がやる前に自分で調律なさっておりますので、回数はもっとふえております。  それから、研究連絡会で正式にまだこの話はしておりません。  以上です。 26 【手塚委員】  確かに一般のスタジオというんですか、練習室というのか、そういったものに比べて非常に安いと。ですから、私もあそこを利用している若い連中なんかからは大変安くて助かるという話も耳にしているところですけれども、先ほど陳情者お話で、いわゆる音楽活動の中の練習があり、そして発表があり、そして創作活動がそういうところで行われるんだというようなことが出ましたけれども、現実に発表会をやれる場所というんですか、それはいろいろ規模があると思うんですよ。文化会館の 1,300人からあるわけですけれども、要するにコミュニティレベルで発表会ができる場というんですか、今、どのくらい、どういう形であるか教えていただけますか。 27 【中込生活文化課長】  地域の発表会でしたら、吉祥寺南町コミセンと本宿のコミュニティセンターで行います。実際、本宿のコミュニティセンターにおきましては、地元の演奏家とN響のメンバーによる室内楽というのをスプリングコンサートということで特別事業で実際行っております。 28 【石井委員長】  質疑を打ち切ります。  取り扱い。                 (「継続」と呼ぶ者あり) 29 【石井委員長】  「継続」との声がございます。陳受第23号 コミュニティセンター等市民施設グランドピアノ及び新しいアップライトピアノ設置に関する陳情は、継続審査といたします。      ──────────────────────────────────── 30 【石井委員長】  次に、陳受第24号 永住する在日韓国人への地方参政権の付与を求める意見書提出に関する陳情議題といたします。  直ちに質疑に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 31 【石井委員長】  質疑を打ち切ります。  取り扱い。                  (「継続」と呼ぶ者あり) 32 【石井委員長】  陳受第24号 永住する在日韓国人への地方参政権の付与を求める意見書提出に関する陳情は、継続審査といたします。  以上をもちまして、総務委員会を終わります。                                ○午前11時40分 閉 会 Copyright © Musashino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...